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輪流十三院(りんるじゅうさん)
隠元禅師没後の寛文13(1673)年、法孫が議定し、禅師の隠居所である松隠堂(「別院」、当初「開山塔院」とも称されていた。)は、塔頭の内から特定の塔頭十三院が輪番制で管理することを決定した。 この塔頭名を総称してこう呼ぶ。 「輪中十三院」と呼ぶこともある。十三院とは、瑞光院、萬松院、東林庵、華蔵院、漢松院、法苑院、慈福院、法林院、紫雲院、宝蔵院、景福院、華厳院、宝善庵の十三院をいい、万寿院と獅子林院は特別扱いされ、当初から除外されていた。
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