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コンビニより多いお寺!

お寺の数をどのくらいか例えるときによく使われるのが、日本全国にあるコンビニエンスストアです。まずはコンビニの数からみてみましょう。

店舗数55 ,852
2020年9月度 一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会より

どこでも見かけるコンビニですが、数でみるとすごいですね。

続いて宗教法人をみてみましょう。

仏教系77,042
神道系86,648
キリスト系4,704
諸教14,271
宗教年鑑 令和元年度版より

仏教系はなんと約7万7000件!コンビニをはるかに凌ぐ数です。町中で目に入るのは圧倒的にコンビニですが、お寺の数のほうが多いのですね。気づかれにくいようなところにも数多くあるのでしょう。数多くあるとはいえ、年々その数は減っています。文化庁のページから確認できる最も古い統計データである平成7年度版をみてみましょう。

仏教系78,002
神道系85,668
キリスト系3,972
諸教16,231
宗教年鑑 平成7度版より

平成7年と令和元年を比べると、キリスト系以外は減少傾向にあります。今後も減少傾向は続くものとみられています。

都道府県別ランキング

文化庁では、宗教年鑑というものを発行していて、そこにはお寺だけでなく、神社等宗教法人の調査結果が事細かく記されています。

その宗教年鑑をもとに、各都道府県別に寺院数からお寺の数が多い順にランキングしてみました!

順位都道府県寺院数
1愛知県4842
2大阪府3444
3兵庫県3333
4滋賀県3127
5京都府3108
6千葉県3011
7東京都3008
8新潟県2923
9静岡県2629
10北海道2396
11三重県2368
12岐阜県2363
13福岡県2353
14埼玉県2227
15神奈川県1946
16奈良県1819
17広島県1784
18福井県1784
19富山県1710
20和歌山県1616
21長野県1602
22福島県1536
23山形県1493
23山口県1493
25山梨県1483
26岡山県1429
27石川県1426
28島根県1380
29茨城県1303
30大分県1267
31群馬県1215
32熊本県1211
33佐賀県1105
34愛媛県1055
35栃木県982
36宮城県948
37香川県924
38長崎県749
39秋田県684
40徳島県640
41岩手県636
42鳥取県485
43青森県481
44鹿児島県471
45高知県359
46宮崎県346
47沖縄県55
宗教年鑑より筆者作成 ※最新のデータとは異なる場合があります※

なんと愛知県が1位。廃仏毀釈の色濃かった鹿児島や高知の10倍以上です。いかに廃仏毀釈の際に多くの寺院がその影響を受け、廃絶されたかが、わかる数字です。

お寺も法人!でも、それだけじゃない?

このランキングのデータは、宗教法人という「法人」がもとになっています。お寺といっても、株式会社や社団法人などと同じように法人格をもっています。お寺の住職というとお坊さん、というイメージだけが強いですが、実は一法人の代表でもあります。

この宗教法人の数が約7万7000件。それだけでもものすごくたくさんのお寺が日本に存在することがわかりますが、お寺=法人がすべてかというと、実際はそうではありません。

専門用語でいうと、この宗教法人という法人格を持っているお寺のことを、「被包括宗教法人」とか「単立宗教法人」といいます。いきなり難しくなりますね。この定義について、文化庁では以下のように記載をしています。

宗教法人には,神社,寺院,教会などのように礼拝の施設を備える「単位宗教法人」と,宗派,教派,教団のように神社,寺院,教会などを傘下に持つ「包括宗教法人」があります。単位宗教法人のうち包括宗教法人の傘下にある宗教法人を「被包括宗教法人」,傘下にないものを「単立宗教法人」といいます。

概要|文化庁

ますますわからなくなります・・・。ざっくりいうと、ホールディングス化された会社組織の持株会社が包括宗教法人で、その傘下の子会社が被包括宗教法人というようなイメージです。実際には資本関係は存在しませんので、あくまでイメージです。

何が言いたいのかというと、この被包括宗教法人として約7万7000件ものお寺が存在するいうことです。これと似たような言葉に「被包括非法人」という定義があります。約7万7000件は法人格があり、その他に実は、法人格のないお寺が存在するのです。

お寺が法人格を有するようになったのは、宗教法人法が制定された昭和26年(1951年)からです。それ以前は法人格はありませんでした。昭和26年以降に設立されたお寺もたくさんあるとは思いますが、日本のお寺は、そのほとんどが江戸時代以前に創建されています。とすると、法律よりお寺のほうが先なのです。

無住状態がつづているお寺や廃寺となり、御堂のみが残っている場合など、法人格を有することなく現在に至っているお寺も数多くあるのです。地域にある観音堂や不動堂など、御堂だけが残っているものもお寺といえば、お寺ですよね。

これらを含めると一体どのくらいのお寺が存在するのでしょうか・・・? 

そもそも「お寺」というのは、どこからがお寺なのでしょうか。

もはや仏のみぞ知る、未知なる領域です。

日本地図イラスト

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