目次
詳細
創建 | 元禄5年 |
開山 | 天頑浄然 |
開基 | 水野伯耆守源守美 |
本尊 |
縁起
永禄11年武田信玄駿河に進入、今川氏と戦った際、千手寺の前身であった上原山宝珠寺は兵火により焼失。残された観音堂を元禄5年水野伯耆守源守美開基となり逆流雷和尚が再建し、黄檗派の寺とした。宝珠寺は日本平にあった天台宗久能寺の末寺で、千手観音を祀ってあったことにより七夜待の毎月17日には日本平山麓の観音霊場の寺を信徒たちが巡拝して歩いた。夜間徹夜で参拝して歩くのであるが旧暦の17日の月は提灯のかわりとなりこのことが十七夜山の山号となったという。また縁結びの観音として知られ、古昔はおみくじが繁盛した。昭和12年、10代泰嶺和尚が住職となるとともに当時農村であった有度村に有度十七夜山保育園を開設現在も継続している。昭和32年、同和尚により普茶堂を建立し普茶料理の提供を始め寺の農地開放による困窮を脱することができた。昭和35年、北原白秋がちゃっきり節を作詞した際、千手寺を内容とする狐音頭の碑を山門前に白秋を讃える会とともに建立した。昭和41年大衆坐禅堂拈華道場を建立した。
寺院録
歴代 ※長松派法系字は子々孫々「正」の字を用いる
1代 | 天頑浄然 |
2代 | 逆流衍飜 |
3代 | 蓮国玄旨 |
4代 | 麒堂衍螢 |
5代 | 忠厳*観 |
6代 | 桂岩*香 |
7代 | 万境*幽 |
8代 | 泰厳通熙 |
9代 | 精史弘栄 |
10代 | 泰嶺仁嶸 |
11代 | 嗣二廣栄 |
写真
アクセス
住所
〒424-0871
静岡県静岡市清水区上原2-4-52