詳細
創建 | 1400年代後半 |
開山 | 行学院鏡澄日朝大上人 |
本尊 | 大曼荼羅 |
縁起
行学院覚林房は、今から凡そ550年前、身延山中興の祖にして久遠寺第11世の法主、行学院日朝大上人により開かれた塔頭寺院です。当時、身延山久遠寺は現在地には無く、現在の西谷祖廟の地にありました。日増しに増える参拝者に対して、余りに狭く不便だった為、久遠寺の移転を考えた方がおりました。それが日朝大上人です。日朝大上人は、この大事業を、宗祖日蓮大聖人の第200遠忌事業として計画され、数ヶ年の歳月を掛けて見事成就なされました。日朝大上人が僅か41才で久遠寺の法主に就かれてからの業績は、この事のみに留まらず、宗門の統一、学僧教育の確立、身延山の整備拡張、500巻に及ぶ著述、そして、生涯を掛けた関東一円の新寺建立40余ヶ寺等々、正に数え上げればきりがありません。爾来、日蓮宗では、日朝大上人を「宗門中興の祖」と仰ぎ、その業績を讃えて参りました。ところで、世に「止暇断眠」と言う言葉がありますが、日朝大上人は、正に寝る間も惜しんで宗門興隆に心血を注がれました。然し、61歳の時、遂に無理が祟り、両眼を失明されてしまいました。然し、日朝大上人は、その厚い信仰の力でこれを克服され、67歳の3月に「眼病消滅本尊」をお書きになられ、後世、法華経を信仰する人が眼病で苦しんでいたら、守護して平癒させると言う願を立てられました。爾来、「目の神様」、「学業の神様」として多くの人々より親しまれ、今日に至っております。皆様も一心に「南無妙法蓮華経」の御題目を唱え、日朝大上人に不惜身命を誓って、おすがりすれば、必ずや心願成就し、肉眼のみならず「心眼」 ── 「心の目」も開け、日々の生活が清らかとなり、心も豊かになる事でしょう。
寺院紹介|覚林坊
写真
ルポ
この覚林坊、宿坊から入ってみるやいなやもはや、旅館?民宿?という印象でした!海外のゲストと同じタイミングでのチェックインで、スタッフには海外の人もいるようです・・・!日本人スタッフに聞いてみると、イギリス人とリトアニア人が住み込みで働いているのだとか!!なんともグローバル。Googleで調べてみると積極的に海外の方を受け入れている様子が伝わってきます。
まるで旅館というのは雰囲気の他にも食事の点が強いかもしれません。夕食は諸用によりいただけませんでしたが、朝食のみいただきました。宿坊で食事というと座敷で正座して・・・と食事どころではなくなってしまうようなことが多々ありますが、こちらはテーブル席。これは非常に有り難いですね。海外の方だけでなく、もはや日本人も正座文化はなくなっていっているでしょう。
身延山という聖地のパワーのせいか非常にゆったり過ごせるところです。本堂が離れていて、勤行やお寺ならではの体験はないようでしたので、宿坊感は少し薄めです。お坊さんと出会うこともなかったので、身延山にある旅館といったほうがニュアンス的には近そうです。予約限定のランチを行ったり、桜テラスというカフェを併設したりといろいろなチャレンジをしているお寺であることは間違いありません。クレジットカード決済もでき、時流にのっていっているような気がしました。お風呂は22時までしか使えなかったり、21時ぐらいで玄関が閉まってしまう(この日はたまたまレイトチェックインの方がいたので、あけておいてくれました)ようなので、あまり自由はきかない感じでした。といっても、身延山周辺を夜徘徊することはあまりないのかもしれませんが笑 他にも数多くの宿坊が身延山にはあるので、機会を見つけて泊まってみたいと思います!
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アクセス
〒409-2524
山梨県南巨摩郡身延町身延3510