曹洞宗とは
曹洞宗の教え
私たちが人間として生を得るということは、仏さまと同じ心、「仏心」を与えられてこの世に生まれたと、道元禅師はおっしゃっておられます。「仏心」には、自分のいのちを大切にするだけでなく他の人びとや物のいのちも大切にする、他人への思いやりが息づいています。しかし、私たちはその尊さに気づかずに我がまま勝手の生活をして苦しみや悩みのもとをつくってしまいがちです。
お釈迦さま、道元禅師、瑩山禅師の「み教え」を信じ、その教えに導かれて、毎日の生活の中の行い一つひとつを大切にすることを心がけたならば、身と心が調えられ私たちのなかにある「仏の姿」が明らかとなります。
日々の生活を意識して行じ、互いに生きる喜びを見いだしていくことが、曹洞宗の目指す生き方といえましょう。
宗旨・教義(曹洞宗の教え)
曹洞宗の二大本山
吉祥山永平寺
〒910-1228 福井県吉田郡永平寺町志比5-15
諸嶽山総持寺
〒230-8686 神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-1-1
曹洞宗の仏壇
日常のお参りには欠かすことのできない仏壇。
この記事では、曹洞宗における仏壇の飾り方についてご紹介いたします。
曹洞宗では、仏壇のご本尊として「一仏両祖」の掛け軸をまつることを勧めています。これは、お釈迦様を中心として、右手に道元禅師、左手に瑩山禅師が画かれたものです。木像等のお釈迦様がまつられている場合は、その後ろにこの掛軸をかけることもあるそうです。
詳しくは曹洞禅ネットからご確認ください。
ご本尊と脇侍(仏像と掛け軸)
曹洞宗の仏壇のご本尊は一般的にはお釈迦様です。(地域によっては、異なる場合もありえます。)そして、その両脇には、曹洞宗の両祖である道元禅師と瑩山禅師をお祀りいたします。向かって右側が道元禅師、向かって左側が瑩山禅師です。
黄檗宗の仏壇に飾る掛け軸は正面を向いているのが特徴でしたが、曹洞宗、臨済宗では、正面を向いておらず、それぞれお釈迦様のほうへ寄り添うような形で内側に向いています。
※実際の掛け軸と写真は異なります。
曹洞宗の仏壇のスタイルは、一仏両祖!
禅宗の仏壇
黄檗宗の仏壇の飾り方
臨済宗の仏壇の飾り方
臨済宗の仏壇の飾り方についての記事ができ次第、こちらにアップいたします。